歯石と言う言葉を耳にされる機会が増えたと思いますが、今回は歯石について詳しくご説明させていただきたいと思います。
歯石と関係のある歯垢について先ず説明させていただきますね。
歯垢(食べ物の残りかす等)とは、歯の表面にできた細菌の塊であり、歯垢1gあたり1000億個以上の細菌が含まれていると言われています。
食後4〜8時間ほどで歯垢が作り上げられますので、食後の歯磨きがとても重要です。
歯磨きで磨き残した歯垢が、およそ2日〜14日ほどかけて、硬い歯石へと変化します。
歯石は、歯垢と唾液に含まれるカルシウムが結合してできたものです。
歯石自体には病原性はございませんが、表面がざらざらしていますので、歯垢が更に付着しやすく、細菌が増殖します。
歯石や歯垢は細菌の住処になってしまいます。
それが歯茎の炎症を引き起こしたり、歯周病の原因になってしまいます。
歯垢は歯ブラシで落とせますが、歯石は硬い石のようなものですので、歯ブラシでは落とすことができません。歯石に変わる前にしっかりとセルフケアを行うことがとても大切です。
万が一、歯石になってしまった場合は、歯科医院でクリーニングを受けていただく必要があります。
細菌の住処である歯石と歯垢を取り除くことで、虫歯や歯周病の予防、口臭の予防にもなります。
歯石を長い間放置されると、層になりどんどん硬くなり、歯石を取るのも大変になりますので、定期的なクリーニングがとても重要です。
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