皆さん、こんにちは! 暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日、猛暑日が続きますね。
もう少しすれば過ごしやすい気温になることでしょう。
美味しいものをたくさん食べて秋を満喫したい気持ちでいっぱいです😋🍂
さて、今回は歯の痛みについてお話します。
「歯が痛いんだけど、どの歯が痛いのかわからない…」
「上なのか下なのか、よくわからない…」
こんな経験はありませんか?
実は、歯の痛みを感じるとき、上か下かを間違えてしまうことはよくあるんです。
私も実際に、来院された患者さんから「上か下かよくわからない…」という声をよく耳にします。
レントゲンを撮ったり、私が実際に確認してみたりすると、患者さんが思っていた歯とは違う場所だったりすることも。
一体なぜ、こんなことが起こるのでしょうか? 🤔
それは、私たちの歯の痛みを脳に伝える神経、三叉神経 の仕業なんです。
三叉神経は、顔の感覚を脳に伝える重要な神経で、触覚、痛覚、温度覚などの情報をキャッチしています。
この神経は、耳のあたりから三方向に分かれて顔全体に分布しているのですが、上の歯の痛みは 第2枝(上顎神経)、下の歯の痛みは 第3枝(下顎神経) を通って脳に伝わります。
奥歯の痛みは、三叉神経の分岐点に近い部分に発生するため、第2枝と第3枝のどちらを通って伝わっているのかがわかりづらく、上か下かの判断が難しくなってしまうんです。
そのため、奥歯の上下を間違えてしまうことはよくあることなんです。
虫歯だけでなく、歯周病や神経の炎症など、様々な原因で歯の痛みは起こります。
もし、歯の痛みが気になるようでしたら、早めに歯科医院を受診して、原因を特定し適切な治療を受けてくださいね。
秋の味覚を存分に楽しんで、素敵な秋を過ごしましょう🍁✨